赤鯱新報

【小倉隆史新監督就任記者会見(2)】代表質問と質疑応答/最終責任者が自分一人だということは、自分の思い、そして自分の責任において、チャレンジができるってことだと思う(豊田会長)

質問に答える豊田章男会長。「最後の砦というのは非常に大変な反面、最終責任者が自分一人だということは、自分の思い、そして自分の責任において、チャレンジができるってことだと思いますね」と、小倉隆史GM兼監督誕生を全面的に支持した。

質問に答える豊田章男会長。「最後の砦というのは非常に大変な反面、最終責任者が自分一人だということは、自分の思い、そして自分の責任において、チャレンジができるってことだと思いますね」と、小倉隆史GM兼監督誕生を全面的に支持した。

■~代表質問~

Q:まずは小倉新監督への質問の前に、豊田章男会長の小倉新監督に対する期待をお聞かせください。

豊田会長「はい、まずは2年間指揮を執っていただきました西野朗監督に一言だけ御礼を申し上げたいと思います。私が会長に就任した時は、グランパスが一番低迷している時期でした。最下位になっていました(笑)。結果は今回、9位ということで、西野監督でなければひょっとするとJ2降格もあり得たんじゃないかなと非常に危機感を感じています。そういう意味で西野監督は、いわばリーダーシップをもってチームをギリギリのところで支えてくれたことには、会長としても、いちサポーターとしても、感謝を申し上げたいと思います。ただ、残念だったのはケガ人が非常に多くて、そこは大変申し訳ないことをしたなと思っています。今度の小倉新監督、GM兼監督となるのですが、私なりに言わせていただければ、グランパスへの愛情が一番深い人。という風に思っています。学校を出てから、地元のグランパスに入って、選手として活躍している時に天皇杯優勝を経験しています。勝つ喜びを経験している。そしてケガでいわば試合に出たくても出られない立場、そしてオランダ留学、他のチーム、一貫してサッカーというものを、そしてグランパスというものをいろんな距離感から見ていた選手だと思います。その選手が今度はグランパスのスタイルを新しく作るにあたって、若い、実績がない、というのはあまり関係ないと思います。やはりグランパスへの愛情が一番強いということ、負けず嫌いな気持ちがあって、チャレンジし続けたいという信念があれば、私は大丈夫だと思います。ただ、勝負は時の運だと思います。ですから、やる以上はある程度の結果は欲しいと思いますし、私自身も勝たなくていいとは思っておりませんし、サポーターも思っていないと思います。そこは時の運、大事なことは一歩一歩、グランパスのスタイル、グランパスの味はこういうものですよというものを、結果は後からついてくるものだということで、着実に一歩ずつチャレンジしていくこと。ここを応援団長としては応援していきたいなと。
あの、皆様方も、1試合1試合ごとの結果でいろいろ言いたいでしょうが(笑)、ちょっと長い目でぜひ応援頂きたいと思いますので、ぜひとも“ReBORN”にかけての決意をよろしくお願いします。(隣の小倉新監督に向けて)……緊張してる?(笑)」

豊田章男会長からの言葉に恐縮する小倉隆史GM兼監督。「プロデビューは緊張しなかったけど、今日は緊張した。恐縮した」とドキドキの会見だった模様。

豊田章男会長からの言葉に恐縮する小倉隆史GM兼監督。「プロデビューは緊張しなかったけど、今日は緊張した。恐縮した」とドキドキの会見だった模様。

Q:では小倉新監督にお話を伺います。まずはGM補佐の就任の際にも迷ったと。今回のGM兼監督のオファーについては、決断は早かったのでしょうか。

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