赤鯱新報

【2016新年企画:小倉を読み解く】第1回:明るいキャラクターに隠された、明晰な頭脳と言語化能力。

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1月15日の新体制発表会をスタートラインにいよいよ本格始動する新生名古屋グランパス。そのチームコンセプトを推し量るヒントは、今のところ監督就任会見時に小倉隆史GM兼監督の口から流れるようにあふれ出た言葉のみだ。しかし監督としてのキャリアはこれが初となる小倉監督にとって、指導におけるよりどころはその言葉とサッカー観のみでもある。実力未知数の新米指揮官はどのようなサッカーを構築し、チームを生まれ変わらせようとしているのか。今企画は小倉監督がこれまで残した言葉を読み解くことで、新たな船出の時を迎えた名古屋が歩む道を考えてみたいと思う。

第1回:明るいキャラクターに隠された、明晰な頭脳と言語化能力

小倉隆史GM兼監督のキャラクターとして、まず驚かされたのがその頭の回転の速さだ。現役を引退して10年、TBS系「スーパーサッカー」のMCなどを中心としてタレント業を主に活動してきた経歴は伊達ではない。理路整然とした言葉さばきは根拠となる筋がしっかりと通っており、なおかつ当意即妙。報道陣の質問に対する理解も速く、自分の揺るがない論拠があるため返答も速い。

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