【1/23練習レポート】初の実戦モードの紅白戦は3-2の打ち合いに。内容も始動1週間のエッセンスが見えるものとなった。
タイキャンプ入り前々日となったこの日は練習試合を含めた実戦形式がもともと想定されていたが、対戦相手の折り合いがつかず紅白戦を行うことに。
チームをちょうど2分し、U18から選手3人を助っ人に入れつつ始まった実戦モードの11対11は、激しく、熱く、そしてチームの方向性が見える良いものとなった。
紅白戦のメンバーは、一方がGK楢崎正剛、DFに矢野貴章、竹内彬、オーマン、高橋諒、MFは中盤の底に明神智和と田口泰士、サイドハーフは右が森勇人、左に永井謙佑。FWにはシモビッチと松田力(トップ下)の構成。もう一方はGKから西村弘司、古林将太、大武峻、李承煕、安田理大、磯村亮太、小川佳純、小屋松知哉、杉森考起、川又堅碁、矢田旭の11人が並んだ。フォーメーションはともに4-2-3-1。ひとまずはこれが基本布陣として、プレシーズンの練習は意識づけられるようだ。
前半はやや様子を見ながらも、切り替えの早いシンプルな展開が見られた。まだ攻撃のパターンも確立されておらず、実戦の中でのチームメイトの動きも把握しきれていない中では仕方がないことだが、それでも徐々に実戦のテンションの中で動きにキレが出てくると、積極的なチャレンジが見られるようになってくる。
前半には明神のインターセプトから右の森に展開し、矢野のオーバーラップを囮に上げたクロスをシモビッチがしっかりと決めた。この長身ストライカーはこれまでのゲーム形式でも常に得点をマークしてきており、外国籍選手特有の決定力を持っているように思える。シュートもモーションが小さく足の振りが独特で、GKにも読みにくそうだ。また周囲を使う感覚も優れており、流れの中に現れる数自体は少ないが、堅実なポストプレーで攻撃組織の構築を助ける動きは巧みだ。
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