赤鯱新報

【赤鯱短信】不惑まであと2ヵ月。大ベテランの“準備”もここから本格化する。


本日タイへと旅立った名古屋の面々だが、始動からの10日間はかなりハードだった模様。特に積雪により走り込みだけになった20日のトレーニング後には、メンバーの大半がぐったりとした表情で練習ピッチからロッカーへ引き上げていった。その中、GK陣だけはゴール前をしっかりと雪かきし、通常通りの練習をこなしたことでさらに疲労困憊。足元が滑りやすく、ステップがしにくい劣悪な条件の中では、トレーニングの負荷は普段以上に強くなっていた。

しかし、その中でも楢崎正剛は相変わらずの安定感をもってGKトレーニングを引っ張っていた。4月で40歳となる大ベテランながら、まったくもって肉体的な衰えが感じられないのはただただ驚きだ。20代の頃の方が身体能力が高かったことは間違いないが、そこからの下げ幅を最小限に抑ることで、むしろ最近は成長しているようにさえ見える。オフの恒例であるグアムでの自主トレで顔や手足は真っ黒に日焼けし、何だか若返って見えたほどだった。

“若さ”の秘訣は精神面にもある。

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