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赤鯱新報

【特別企画】「Qaijff(クアイフ)」インタビュー第1回:「中学校の時までは、『俺が日本を背負う男だ』って思ってました(笑)」(内田旭彦、ベース)

今季よりクラブのオフィシャルサポートソングを歌うプログレッシブピアノポップバンド「Qaijff(クアイフ)」。
ベースの内田がグランパスの育成組織出身だったことから生まれた今回のコラボに、メンバーたちは熱い気持ちで挑んでいる。ついに開幕した2016年シーズンを盛り上げる、新たなグランパスファミリーたちの生の声を、ここにお届けする。

2016シーズン オフィシャルサポートソング決定のお知らせ(公式)

南風原キャンプでの一コマ。磯村亮太選手と。Qaijff(クアイフ)のメンバー、写真左からピアノボーカルの森彩乃さん、ドラムの三輪幸宏さん、ベーシストの内田旭彦さん。

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■第1回:「中学校の時までは、『俺が日本を背負う男だ』って思ってました(笑)」(内田旭彦、ベース)

Q:まずはやっぱり気になる内田さんのことを伺っていきます。サッカーはいつ頃から?

内田「3歳の頃から地元のサッカークラブに所属していたんですが、地元の中学校にサッカー部がないことがわかって。そこでサッカーを続けたいと思ったので、小学校6年生の時にグランパスのセレクションを受けて入りました」

Q:その頃の自分はどんな感じだったんですか?

内田「僕は岡崎市出身なんですけど、良くも悪くもグランパスに入るまで『世界で僕が一番上手い』ぐらいの気持ちでいたんです(笑)」

森・三輪「(爆笑)」

内田「何も知らなかったからなんですけどね。でも、入ってみると同期には(吉田)麻也もいるし、同年代は6人くらいプロになっている豊作の年代で。すごく才能ある選手がたくさんいて、ほんとに上手かったです。それでも中学校の終わり頃までは僕が絶対一番になって、トップチームに上がって日本代表になるんだって思って練習をしていましたね」

Q:かなり気合を入れてサッカーをやっていたわけですね。

内田「ええ、当時は『俺が日本を背負う男だ!』って思ってましたね(笑)」

Q:U18に上がってからもチームはかなりの強さを誇りました。

内田「そうですね、高円宮杯準優勝とかしましたね。でも中学校3年生くらいの時に、音楽を始めたんです。もちろんサッカーは好きでやっていたんですが、音楽もすごく楽しくなって、楽器を触っている時間が長くなっていって。ずっとやってきたせいかサッカーをやることが普通になってしまっていたのか、楽器触るのがすごく楽しくなってしまった。どうしよう、楽器が楽しい。でもサッカーは好きだしずっとやってきたし、ユースは家族の期待もあって通わせてもらっているところもある。そう考えていたところでU18に上がることができた。『よし、もう少しサッカーを頑張ろう』となって、続けたんですね」

Q:U18に所属している時に音楽活動は続いていたんですか?

内田「高校1年生の時に初めて高校の仲間とバンドを組んで。まあ、『ビタミンG』ってバンドなんですけど」

森「その情報、いる?(笑)」

Q:いただきましょう(笑)

内田「いや、みんなの『GENKI(元気)』の『ビタミン』になりたい、という意味での『ビタミンG』なんですけどね」

Q:グランパスの「G」ももちろん入っているわけですね。

内田「そ、そりゃあもちろんですよ!(笑)」

森・三輪「(爆笑)」

内田「で、みんなの元気になりたいなと思って活動を始めたビタミンGだったんですが、U18の活動もすごく忙しいので。週6で練習して週末は県外に遠征してという合間を縫ってバンド活動をしていたんですね」

Q:「合間」って、ありますか…?

内田「そうですね…。週一の休みの日にスタジオ借りて練習して、ライブはたまに、土日で試合の入っていないオフの日があったので、そういう日に入れたりしました。あの時は何だか、すごかったですね」

Q:本格的に音楽を、となったきっかけは何だったんですか?

内田「今、思えばなんですけどね。U18になるタイミングで、久保裕一(現岡山)とかが加入してきて、『俺はアイツらに勝てないかもしれない』って思ったような気がするんです。当時はそれを認めたくなかったんですけど。そのせいもあって音楽にのめり込んでいくようになってしまったんだと思います。そこから徐々に『音楽が楽しい』が強くなっていってしまって。すると、ちょうどその時、20歳以下のバンドの全国大会で優勝した地元のバンドのベースが辞めると聞いて、以前から交流があったので募集しているならやりたいと。そのタイミングでグランパスを辞めました。高校2年生の秋ぐらいだったと思います」

Q:ご家族は反対しませんでしたか?

内田「それがですね…。これは若気の至りというにはきれいごとすぎるんですが、誰かに相談したら絶対に止められるだろうなと思ったんです。みんな応援してくれたし、その人たちに止められたら揺らいでしまう自分もわかっていたので、相談しなかったんです。チームにそのことを伝えるまで」

Q:え、じゃあ『今日グランパス辞めてきたから』ぐらいの感じですか?

内田「そうです(苦笑)。家族には本当に迷惑かけました。グランパスのスタッフの方にも本当に突然言いましたから、あの時は自分がまっすぐすぎたというか、『これでいいんだ』って信じ切ってましたね。今思えばちょっと、ですけど」

「aispo!第8号」 インタビューより

■Qaijff(クアイフ) プロフィール

ピアノボーカルの森彩乃、ベーシストの内田旭彦、ドラムの三輪幸宏の3名からなるプログレッシブピアノポップバンド。2012年3月、音大クラシックピアノ科出身で数々のピアノコンクール受賞歴のある森を中心に結成。2014年3月に1st full album「クアイフ」、2015年6月に1st mini album「organism」をリリースし、それぞれオリコンインディーズウィークリーチャート上位にランクインするなど現在注目を集めている。ベースの内田がグランパスの育成組織出身という縁もあり、「名古屋グランパス 2016シーズン オフィシャルサポートソング」に新曲「Don’t Stop The Music」が決定。また、2016年4月13日に同曲を収録した2nd mini album「Life is Wonderful」がリリースされるなど、今後の飛躍が期待される。

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