赤鯱新報

【クラブニュース】野田隆之介にも戦力外通告。 「そろそろ結果を残したいですよね。これがプロなので、これも糧にして、成長はできる」

11月9日、名古屋は野田隆之介に対して正式に来季の契約を結ばないことを通告し、野田の退団が決定した。日本代表クラスの逸材として2014年に加入も、前年度終盤に負ったケガの治療が長引き、1年半のリハビリ期間を経てナビスコカップ準々決勝で初出場。そこで2戦2得点と鮮烈なデビューを飾るも、その2ヵ月後に再び負傷離脱するなど移籍後は苦難のキャリアだった。今季は負傷もなく1年間プレーを続けたが、リーグ15試合1得点に留まっていた。

しかしチームメイト全員に愛されるムードメイカーとしての存在感は大きく、そのトリッキーなプレースタイルに一目置く選手も多数。来季J2を戦うチームにとっても復調が心強いと思われていた矢先だっただけに、背番号18の契約満了は残念でしかない。

「一生、魂でサッカーをする」。アウェイ仙台戦のあと、小学生たちに向けて叫んだ名言を自分にも言い聞かせた男は、割り切った表情で報道陣の前に姿を現した。周囲を気遣うように笑顔を浮かべる野田の言葉は、既に次の挑戦への意欲に満ちていた。


Q:今日、実際にフロントから告げられたわけですが、気持ちは?
「電話で知らされていましたし、求められていたパフォーマンスとしては、ケガもありましたし。約2年間、プレーができなかったので、コンディションも上がったり下がったりと安定しませんでした。そういう面ではまだまだ足りないところが見えたのがグランパスでの日々でした。落ち込んでもいられないし、前向きです。今は。最初に電話をもらって、切った時から前向きです」

Q:魂でサッカーしろよ、という仙台での名言が忘れられません。
「確かに言いましたね。あの気持ちがあればまだまだ絶対にやれると思います」

Q:ケガがしっかり治って、ここからという時でした。
「そうですね。ケガが治ってから、今年1年はケガもなく。体調で離脱はありましたけど(笑)、ケガで離脱しなかったことが大きいです」

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