赤鯱新報

【クラブニュース】安田理大にも契約満了を通達。これで戦力外は7人目に。

両サイドを主戦場とする経験豊富なユーティリティもまた、今季限りで名古屋を去ることになった。名古屋グランパスは10日に面談を行い安田理大に対し来季の契約を結ばないことを通告。これで戦力外を受けた選手は7名となった。

安田はいつも通りの奔放さながら、意外なほどにクラブへの思いを何度も口にした。選手に対するクラブの姿勢に苦言を呈しつつも、「心配ですよ」と何度も繰り返した。「オレからすれば名古屋はオリジナル10の特別なクラブ」。それだけに、方向性が曖昧な現状に危機感を抱かずにはいられなかった。

それでも生粋の大阪人だけに、最後は笑顔で締めることも忘れなかった。「心残りは浦和戦前日の遅刻」とやや黒めのジョークを飛ばし、辛気臭い雰囲気を嫌った。大胆な物言い、歯に衣着せぬ発言が目立つ男だが、それだけ洞察力があり、情に厚いところもある。

その特異なキャラクターは最後まで変わらなかった。安田のマシンガントーク、しかと聞き届けてほしい。

Q:契約満了を伝えられた今の心境は?
「うん、まあでもホンマ、ハッキリ言ってオレのことは別にいいよ。オレも自分で納得いくパフォーマンスはできなかったし。サポーターの皆さんが期待してくれていたかはわからないけど、こう、唸らせるようなプレーはできなかったし、チームもJ2に落としているので。すごく責任を感じるし、最後の方もベンチにも入らなかったりして。自分でもこういうこと(契約満了)はあるんだろうなと思っていましたから。でもクラブとしてはやっぱり、トゥさんにしたことというのはオレはひどいと思うし。ズミがゼロ(円提示)だったとしたら。ズミはクラブ生え抜きで優勝もして、クラブの歴史を知っている数少ない選手なんだから、オレは名古屋で引退させるべき選手だと思う。そういうのがないっていうのは寂しいと思いますね。

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