赤鯱新報

【J2の手引き】第1回:松田力「ミスは多い。でも組織としてこちらの持ち味を消してくる」

2016年、まさかのJ2降格を喫した名古屋グランパスだが、クヨクヨしている暇はない。来季の戦い、準備は既に始まっており、一刻でも早くファイティングポーズを取ることが必要だ。しかしながら初のJ2リーグはまさに未知の領域。J1リーグと同じ気持ちや準備、想定では思わぬ痛手を被るかもしれない。

そこで頼りにしたいのが、経験者の言葉だ。「J1とJ2は何が違うのか?」。この質問に対する彼らの返答は、共通点も多いがそれぞれの視点が絡み合って興味深いものとなった。J2リーグ初心者の名古屋に向けた、現役選手が語るJ2の手引き。タフなリーグ戦を戦う心の準備は、できているか――。

昨年、シーズン途中で千葉への期限付き移籍を経験し、リーグ15試合で4得点をマークしたのが松田力だ。ムービングタイプのポストプレーと得点機をかぎ分ける嗅覚はJ2リーグでも屈指の存在となった。豊富なタレントを揃え、ポゼッション能力も高かったチームの中でも、彼は野性味あふれるプレーで攻撃をけん引。その経験から生み出される経験談は、J2で得点を狙うためのヒントが隠されている。

「J2リーグではチームの考え方がブレたらダメなんですよ。そうなると勝てなくなる。一貫してやっていかないと。例えばつなぐスタイルでやってたのに、結果が出ないからといって、ちょっとロングボールを蹴ってみようかなとかやるのは、いけない。

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