【2016シーズン全選手レビュー】矢野貴章:寡黙な男はプレーで雄弁に“化け物”ぶりを誇示した。
19矢野貴章
1stステージ16試合出場(1426分)・2得点
2ndステージ15試合出場(1240分)
ナビスコカップ予選リーグ3試合出場(270分)
天皇杯1試合出場(90分)
化け物である。矢野貴章のプレーを思い返すに、そう感じることが多い。187cmの長身は手足が長い外国人体型で、日本の既製品では服の着丈が合わないという。昨年夏には謎の「Tシャツブログ」で話題を呼び、「Tシャツはサイズ感なんですよ」と強いこだわりを見せていたが、普段から着るものに困る彼ならではの意識だったのだと今さらながら思う。その長い手足を自在に動かし、しかもJリーグ屈指のフィジカルコンタクトを兼備して戦う男は、スピードも平均以上で空中戦はほぼ無敵。これだけ書けば彼の“化け物”ぶりが理解していただけるだろうか。
昨年、初めてサイドバックとしてシーズンを戦い抜いた男は今季も不動の右サイドバックとして君臨し続けた。
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