赤鯱新報

【J2の手引き】第8回:明神智和「タフな試合が多い。隙は見せられない」

2016年、まさかのJ2降格を喫した名古屋グランパスだが、クヨクヨしている暇はない。来季の戦い、準備は既に始まっており、一刻でも早くファイティングポーズを取ることが必要だ。しかしながら初のJ2リーグはまさに未知の領域。J1リーグと同じ気持ちや準備、想定では思わぬ痛手を被るかもしれない。

そこで頼りにしたいのが、経験者の言葉だ。「J1とJ2は何が違うのか?」。この質問に対する彼らの返答は、共通点も多いがそれぞれの視点が絡み合って興味深いものとなった。J2リーグ初心者の名古屋に向けた、現役選手が語るJ2の手引き。タフなリーグ戦を戦う心の準備は、できているか――。

2013年、誰もが驚いたG大阪のJ2降格の当事者として、明神智和はJ2リーグを1年だけ戦っている。まさかの降格、オリジナル10と呼ばれる名門の降格。現在の名古屋と置かれている立場は実に似ている。それだけに、わずか1年の体験談ではあるものの、学ぶべき部分は大きい。G大阪が何を思い、何を対策し、J1への道筋をつけていったのか。「J2の手引き」の最後は、大ベテランの重みある言葉で締めたいと思う。

「J2は相手からしてみれば、特にグランパスに対しては全力で向かってくるところがある。それを毎試合、全試合戦わなければいけないタフさはあると思います。天皇杯でJFLとやる試合とはまた違いますけど、J2のチームと試合をするときもだいたいが難しい試合になるわけです。それが1年間続くという感じですね。

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