赤鯱新報

【群馬vs名古屋】プレビュー:内容と結果を一致させる戦いを実現するために。名古屋はさらに強く、信念を貫く。

■2017明治安田生命J2リーグ第10節
4月29日(土)群馬vs名古屋(19:00KICK OFF/正田スタ)
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早いものでもう10節か、と思いきや、リーグとしてはまだ4分の1を消化するにすぎない。これがJ1ならばリーグ戦の3分の1にあたる数字なのだから、相対的にJ2の長さを教えられるというものだ。まだ名古屋はJ2の半分のチームを知らない。未知の戦いはまだまだ続く。

しかし、だからこそ、風間八宏監督のチーム作りは現状にはマッチしているともいえる。長期戦で気を付けるべきは信念をブレさせないことであり、それは昨年末に聞いたJ2経験者たちの話に共通した見解だった。「うまくいかないからこうしてみよう」では、シーズン全体としてチームはバラバラになるだけ。風間監督が前節の山口戦の敗戦を振り返り、「オレたちは内容がすごく重要だってこと。勝ち負けは誰にも約束できない」としたうえで、「実際にあれだけ試合を支配できたのは初めて。自分たちのイメージや原型が出てきた。面白くなってきた」と話したことは、この点からも好意的に受け取るべき姿勢だといえる。負け試合を振り返る言葉とは思えないポジティブな単語の数々は、チームが確実に前進し、決してネガティブな状態にないことを示している。揺るがない指導軸とチームの好反応。それらが揃っているチームは少々のアクシデントにも屈しない底力を見せられる。


今節で期待と不安が入り混じるのは、やはりDFラインということにはなってくる。

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