赤鯱新報

【特別企画】経験者たちが感じたJ1昇格プレーオフ:三木隆司(名古屋グランパスU-18コーチ)インタビュー「自分たちのプラスの要素を思いきって出せるようなメンタリティで戦えば、それがそのままプラスの力になる」

チームは初の昇格プレーオフに向け、1週間の完全非公開練習に突入した。
名古屋にとっては未知の領域ともいえる戦いに、現場の警戒心は最大限である。
プレーオフの戦いとはどのようなものなのか、何が待ち受けるのか、そして、何が必要になってくるのか。それは想像するよりも、経験者に聞くのが一番早い。
幸いにもクラブには昇格プレーオフ経験者が何人もいる。現在、U-18でコーチを務めるOBの三木隆司コーチもその一人だ。
2013年、6位からJ1へと駆け上がったチームはどのようにしてプレーオフを戦ったのか。
そして、今を戦う“後輩”たちに何を伝えるのか。貴重な経験談にぜひ耳を傾けてほしい。

Q:初の昇格プレーオフにチームは臨みます。2013年に昇格プレーオフを徳島で経験されている三木コーチですが、その時のチームの様子というのはどのようなものでしたか。
「まずは根本的にチームの大きさや選手のクオリティといったものを考えると、確実にグランパスの方がプレッシャーは大きいとは思います。徳島は当時J1に上がったことのないチームでしたし、僕は徳島での5シーズン目でしたが、それまでの過程を考えればプレーオフ圏内にいるということ自体が選手やクラブのモチベーションになっていました。それは大きな違いです。しかし名古屋はJ1にいなきゃいけないチーム、ビッグクラブですから、そういう違いはあるのかなという気はします。

(残り 3480文字/全文: 4069文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ