【赤鯱短信】ボランチの矜持を胸に闘う、忍耐の“パートタイム・センターバック”。
“パートタイム・センターバック”も、いよいよ最終戦を迎えようとしている。「だいぶ慣れたね?」とどれだけ聞いても「いや、オレはボランチさ」と否定し続けた誇り高き守備的MFは、チームの要求に自分を殺し、ひたすらゴール前での責任重大な仕事に取り組み続けてきた。この質問をすると決まって「クシも酒井もいる。イムもそうだ。ウチには良いセンターバックがたくさんいるんだ」とも言う。自分の“職業”にプライドを持つ男だけに、本職に対するリスペクトもまた強い。そして今、プレーオフ決勝を前にしてその男、ワシントンはきっぱりと言うのだ。「その期待に応えられるようなプレーを見せなければならない」と。
プレーオフのキーマンの一人である。準決勝は千葉のエースであるラリベイとのマッチアップに気を吐き、決勝ではウェリントンとのマッチアップも一度や二度ではないだろう。
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