赤鯱新報

【2017シーズン全選手レビュー】フェリペガルシア:スタイルに適応しきれなかった不運の背番号10。真面目な好人物は次をどこに見るか。

FW10 フェリペ ガルシア
J2リーグ20試合524分出場4得点

ワシントン以上にそのプライドを傷つけられた1年だったと思う。背番号10を与えられ、エース候補としての期待をかけられてやってきた日本の地で、アタッカーとしての勝負すらさせてもらえなかった。相性がはっきりと分かれるスタイルとはいえ、本来のポジションで勝負できないもどかしさはポジションが前であればあるほど強くなる。スタメン出場はわずか2回。4つの得点の印象はどれも強いが、日々その姿を見ている身としては、彼の顔から元気が失われていくのを見るのはいたたまれなかった。

彼の特長は何と言っても驚異的な身体能力だ。184cmの長身ながらダッシュの伸びが素晴らしく、その脚力を生かした空中戦でも見るべきものがあった。

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