赤鯱新報

【赤鯱短信】重量シュートに見えた復帰への最短距離。松本孝平、順調です。

さすがの風間八宏監督も「人数が足りない」とボヤきまじりに話すようになった過密日程の昨今、まだ少しだけ先にはなるが、“援軍”が合流することになるかもしれない。札幌戦翌日の練習後のピッチで、なかなかに重そうなシュートをゴールに突き刺す大柄な選手がひとり。大垣勇樹にパス出しを頼み、左右どちらの足も苦にすることなくボールを蹴っていたのは、松本孝平だった。「蹴る分にはもう、そんなに怖くないです」。プロ入り前の大ケガから、プロ入り後にも大ケガをし、サッカーをできなくなってもう1年半近くになる男は、ただただ喜びを増幅させる毎日を送っている。

負傷の回復は順調なようだ。大学4年の11月に負った右脛の開放骨折はいまだプレートで補強している状態だが、そのまま復帰するという。まだ足の着き方などが悪いと痛む時もあるというが、そこは付き合っていく方針だ。左足のアキレス腱のその後は問題なし。ドクターからも「心配はしなくていいよ」とお墨付きを得た。受傷直後から神経などの状態は良好だったのも幸いしてか、こちらはすこぶる快調にトレーニングをできている様子。最近ではピッチ外周を走る速さもかなり上がってきており、復帰を見据えたプログラムが進行中だ。

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