赤鯱新報

【長崎vs名古屋】レビュー:ただひたすらに負けた試合。それでも命運は、選手の足にかかってくる。

■明治安田生命J1リーグ第14節
5月12日(土)長崎 3-0 名古屋(14:03KICK OFF/トラスタ/8,252人)
得点者:3’中村慶太(長崎)49’中村慶太(長崎)76’鈴木武蔵(長崎)
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訂正する。まだキッチンは片付いていなかった。こんな冗談を飛ばしている場合ではないことは承知の上だ。二度目の長崎のスタジアムで、名古屋は何もできなかった。改善の兆しが見えていた守備はまたしてもお決まりの3失点を喫し、攻撃はシュート数だけは2桁を記録したが、得点を奪いきるには至らなかった。3連敗を喫しているとは思えない長崎の統制されたプレーと試合運びは名古屋の選手たちを右往左往(今季はこの表現を使うことが多くなった)させ、圧倒的な強さで試合をねじ伏せた。冷静に、焦ることなく攻め、守る青とオレンジのユニフォームの堂々たる振る舞いに対し、白いアウェイユニフォームを着た選手たちの頼りなさは生半可なものではなかった。プレビューで散々盛り上げておいて手のひら返しも良いところかもしれない。だが、名古屋はまた自分たちのワーストを更新してしまったのだ。試合は是々非々。負けは負けで、しかもかなりショックの大きい負け方を彼らはしたのである。

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