指揮官の意志が明確に示されたリスタート。「止める、蹴るの部分であったり、根本的な部分を見直す、そこでしたね」(和泉竜司)
前日の天候の悪さが嘘のように晴れ渡ったオフ明け初日は、シンプルながらもチームの方向性が明確に示されたように見えた。チーム分けこそジャンケンで決めた混成メンバーだったが、ボール回しの際の「膝下の高さでパスを出せ」や、その後のパス練習の狙い、そしていつもとは少しルールが違った紅白戦に込められたのは、今一度自分たちの足元を見つめ直すという指揮官の強い意志だ。「根本的な部分を見直す。そこでしたね」と、和泉竜司はその意図を汲み取り、プレーの精度に意識を向けた。あくまで名古屋は、自分たちらしく勝ちに行く姿勢を崩さない。
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