赤鯱新報

【特別インタビュー】渡邉柊斗「僕はこの左足一本で生きてきた」第2回

名古屋に来季の加入が内定している渡邉柊斗は、“サッカーの上手な選手”である。
昨年11月、そして今年1月の練習参加を見て、誰もがそう思ったはずだ。
上手くて、巧い。それでいてハードワーカー。現代サッカーのトレンドにも合致している。
名古屋生まれの逸材はいま、タイキャンプで負ったケガの治療の折り返し地点を過ぎたところだ。
着々と歩む復帰への道の途上で、彼は何を思い、その左足に力を込めるのか。
今回は、間もなく生まれる“名古屋グランパスの渡邉柊斗”のあらすじを、お届けしたいと思う。

第1回はこちら

第2回「今年の誕生日プレゼントはすごかった」

Q:かなり個性的なメンバーが揃っているのが現状の東海学園大ですね。
「そうですね…。個人の技術のところを安原さんが一番に考えてやってくれているので、そういう部分では最終的にこういう個性的な選手たちが集まってきます。もちろんそういう選手を安原さんが選んでいるところもあるんですが、自然と個性的な選手が集まってきている感じもありますね(笑)。それを変えずに、変えさせないところもすごいと思います。たぶん、監督として我慢しているところもあると思うんですよ。これだけ個性が強いと自分勝手なプレーが出たりもするし、自分で考えてプレーするようにと、監督があえて言わずにいる部分もあると思います。これだけの個性が集まっているというのは見ていて面白いとは思うんですけどね。自分も早く今年のメンバーで集まって、サッカーをやりたいなって気持ちは強いです」

たまたまグラウンドに来ていた榎本大輝の弟、榎本啓吾と。

Q:東海学園大サッカー部を紹介してください、と言われたらどのように表現しますか?
「紹介ですか? うーん。そうだなあ、難しいなあ…。どうしようかな、注目選手は難しいですね。みんな面白いから、誰、というのは決めるのが難しい。まあ、アイツら(榎本や児玉)を選んでも面白くないですしね(笑)。やっぱり自分は高校の時から知っている(神谷)凱斗とかは、自分とプレースタイルは全然違いますけど、可能性はあるなってすごく感じているし、他にも面白い選手はたくさんいます。まだプロが決まっていない選手もいますが、狙えるなって子もいます。誰が注目選手だっていうのは、ちょっと決められないですね。みんな、そう、みんなです!(笑)」

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