赤鯱新報

前田直輝「うまく行かない時であってもグランパスは声をかけてくれて、それが自分の中での救いになった」

○前田直輝選手

Q:今回、このタイミングでの移籍について、まずはどのような経緯だったのかを教えてください。
「どこまで話していいのか…(笑)。あの、今年の頭にもグランパスからの話はあったのですが、その時は交渉がうまく行かずに自分は松本に行くという決断をしました。そこからいろいろとうまく行くこと、行かないことというのがあって、うまく行かない時であってもグランパスは声をかけてくれて、それが自分の中での救いになったというか、そういう気持ちもありました。それにこういうビッグクラブから声をかけてもらえて嬉しいという気持ちもありました。やっぱり風間さんというか、グランパスが目指しているサッカーというのは、もともとフロンターレの頃から面白いサッカーだなと思って見ていたところもあって、自分が一皮、二皮とむけていくために、相手を見るとか、相手を見てポジショニングを取るとか、味方を見てどれだけの一歩、二歩を…、今日も練習で細かいところを教えてもらえましたけど、そういうのも必要かなと思って。今後上に行くにはそういうこともやらなくちゃいけないなと思って、この移籍を決断しました」

Q:松本でのプレーが良い時も悪い時もあって、その中で名古屋への移籍を決断するきっかけも生まれたわけですか。
「松本のサッカーはけっこう、まあ、僕が行く前にはサッカーを少し変えるという感じだったんですが、それがなかなかうまくいかずに結果も出ず、縦に速いサッカーやセットプレーを重視していくようになりました。2015年、降格した年のサッカーのようになりつつあって。そこで自分の良さが出ていないなとか、もう一人の前田でめちゃくちゃ足の速いヤツがいるんですけど、ソイツの方が伸び伸びやれるサッカーなんだろうなと、ちょっとずつ心のどこかで思ってしまったところがあって。そういうことも決め手になった一つかなとは思いますけど」

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