赤鯱新報

【赤鯱短信】深堀隼平の力試し。真の“広島キラー”襲名なるか。

深堀隼平は個人的には切り札の一枚と思っている。本人も自覚するように、名古屋では数少ない裏抜けを得意とする生粋のスピード系ストライカーは、パスのつなぎに走りがちなチームに異質の動きとリズムを持ち込める貴重な存在だからだ。今節に限って言えば“広島キラー”としての付加価値もあり、ルヴァンカップでの二度の対戦で両試合ともゴールをしている相性の良さは買うべきとも思う。

さらに追い風は吹く。今節から起用が可能になった新加入選手のうち、エドゥアルド ネットと丸山祐市はロングフィードを得意とする選手で、深堀との相性が悪いわけがない。「左利きでロングボールを出せる選手があまりいなかったし、出し手のバリエーションも増えていろんなところからボールが出てくるようになった」と背番号32は白い歯を見せる。そして日々研鑽を続ける“裏”へのこだわりをそこにアジャストしていこうと目論む。

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