【赤鯱短信】偉大なる先輩の薫陶を受けて。大垣勇樹、いよいよ臨戦態勢。
積み重ねを体現する男である。少しずつではあるが、着実でもある。よくよく考えれば高卒の新人なのだから、長い目で成長を見守るべき選手なのだ。もちろんチームも本人も一日でも早く戦力になることを願っているが、急いては事を仕損じる。資質は十分、才能も感じさせるだけに、どこで化けるか、化けるための土台をどのように築いていくかは想像以上に重要な作業だ。その意味では大垣勇樹は順調と言えるのかもしれない。彼は確実に勝負ができるようになってきているからである。
ここ2週間ほどの大垣は良い感じだった。ボールを持てるようになり、今まで持ち込むことすらできなかったシュートが打てるようにもなった。夏前にはウイングバック修行で見識を広げた経緯もあり、ピッチ上での表現方法に少しだけバリエーションが増した感もある。しかし彼がまた一つ階段を昇れた要因の多くは、今回は内面の変化によるところが大きいという。
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