赤鯱新報

【柏vs名古屋】プレビュー:新布陣へのトライと自分たちらしさの顕現、そして現実的な勝点獲得へのアプローチ。欲張りな名古屋は全てを一手に収める勝利を得られるか。

■明治安田生命J1リーグ第30節
10月19日(金)柏vs名古屋(19:30KICK OFF/三協F柏)
———-
浮上への足掛かりはどこにあるのか。それを模索し続けてきた2週間だった。もちろん確信のサッカーマンである風間八宏監督は意図ある方策をチームに提示し、選手たちもその中でより良き自分たちを試行錯誤してきた。しかし風間監督も言うように、勝利を保証することはできず、勝負は蓋を開けてみて初めて見えてくるものだ。それはこの間、選手たちに話を聞いても決まって最後は「試合になってみないとわからない」という言葉が返ってきたことからもうかがえる。最善を尽くした先には「これならいける」という根拠があっても良さそうだが、無形の形を地で行く名古屋には、ある意味で出たとこ勝負な側面がぬぐえない。そう考えれば今季の星の取り方も納得がいくというものだ。開幕からここまで、4つの引き分けを間に挟みつつ、名古屋は連勝か連敗しかしていない。乗れば強いが乗らなければ悩む。楢崎正剛は言った。「自分たちのプレーができている時には実際に強い」。さて、今節は一体どちらの名古屋が見られるのだろうか。

(残り 2901文字/全文: 3390文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ