【赤鯱短信】4ヵ月ぶりの“生家”の居心地は。中谷進之介は名古屋の“切り札”たりうるか。
改めて思えば、夏の移籍で加入した選手の古巣対決がこれほど多いのも珍しい。金井貢史に始まり、エドゥアルド ネット、丸山祐市、そして今節の中谷進之介。所属元がJ2の前田直輝を除いて、これで全員がリーグ後半戦で古巣との対戦を実現することになる。シーズン途中でJ1主力クラスの戦力を完全移籍で引っ張ってこられる名古屋の強化部には恐れ入るが、選手たちにとっては何とも不思議な感覚だろう。同じ1年の間で敵と味方に分かれて真剣勝負を行う。中谷は「自分にとって大きな試合になる」と意気込んで、目を輝かせる。
当然、違和感はある。「今まで自分の車で行っていたスタジアムにグランパスのバスで行くし、柏のホテルに泊まるしで…」。ほんの4ヵ月ほど前まではホームだった場所が敵地に変わる感覚は違和感以外の何物でもなく、それが残留争いのライバルとしての対戦ともなれば幾分かの残念さもそこに加わる。
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