赤鯱新報

【柏vs名古屋】レビュー:名古屋の本気度を見た金曜日の辛勝。生き残るために必要な執念は、今ここに備わった。

■明治安田生命J1リーグ第30節
10月19日(金)柏 0-1 名古屋(19:33KICK OFF/三協F柏/11,922人)
得点者:35’前田直輝(名古屋)
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残留争いにおける“勝点6”の価値もさることながら、チームが勝利へのこの上ない執念を表現したことが何より重要な90分間だった。キックオフの笛が鳴ってしまえばゲームは選手のものである。準備も指示も無視してはいけないが、目の前で起きていることに対処しなければサッカーは成り立たない。何を当たり前のことをと思っていても、コンセプトや哲学が明確で強固なチームほどその枠から外れてファジーに動くことにはためらいも生じるものだ。だが、柏に乗り込み、序盤から劣勢に立たされた名古屋の選手たちはそれを見事にやってのけ、勝利へのアプローチを自ら見出した。そうした過程を経ての敵地での勝点3は、額面以上の価値があった。

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