【赤鯱短信】もはや「なぜ」とは言わない。金井貢史よ、“普通の”ゴールを見せてくれ。
最近、金井貢史の表情が浮かないのである。練習場でも試合会場でも、取材エリアを通る金井はこのところ、いつも疲れた顔をしている。チームメイトといる時には底抜けに明るいキャラクターを貫き通しているが、取材となると何となく口が重い。激しいトレーニングや試合で疲れているだけかもしれないが、ここ2試合でスタメンを外れたことを思えばその心中を推察もできようもの。シーズン途中から加入した文字通りの“助っ人”の重責は、彼ほどのキャリアの選手にとってもやはり生半可なものではないのだろう。
それでも金井はプロである。サブ組でのプレーが増えた紅白戦を全力でこなし、前節は一人少なくなった難しい状況でウイングバックとサイドバックを転戦し、後半の巻き返しを全力で支えた。試合後には「帰って映像見て反省する」と話していたが、あれから4日が経過した神戸戦2日前に聞くと、しっかりと問題は整理できていた様子。サッカーの理解力、咀嚼力に高い資質を見せる選手は、“使い分け”というキーワードを用いて修正点を説明する。
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