赤鯱新報

【清水vs名古屋】レビュー:下を向く暇はない。攻め合って負けた一戦に、思い出せ“名古屋らしさ”。

■明治安田生命J1リーグ第32節
11月10日(土)清水 2-0 名古屋(14:03KICK OFF/アイスタ/17,974人)
得点者:59’北川航也(清水)65’ドウグラス(清水)
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ほぼ90分間を攻め合った展開を落とす。攻撃力自慢のチームにとっては何とも悔しい敗因が、名古屋の選手たちの疲労感を倍増させた。0-2のスコアが確定した時、和泉竜司と中谷進之介が天を仰いでピッチに倒れ込み、丸山祐市はしゃがみ込んで敗北の味を噛みしめた。この日の3バックを担った3人が脱力したのは、試合内容の縮図をそこに見るようでもある。風間八宏監督は「結局は決めるのも一人、決められるのも一人」と言ったが、できれば決められるのは清水の選手で、決めるのが名古屋の選手であってほしかった。しかし現実は甘くない。勝って残留への道を大きく切り拓く目論見は崩れ、順位は16位に後退。戦いは好転しなかった。

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