赤鯱新報

【2018シーズン全選手レビュー】小林裕紀:ハードワークで突破口を切り拓ける貴重な存在。不言実行の仕事人は寡黙に為した。

4 MF 小林裕紀
リーグ戦32試合2683分出場1得点
カップ戦4試合170分出場1得点

今季はついぞ、話す機会を設けることができなかった。無念である。楢崎正剛曰くシャイでなかなかメディアに口を開いてくれない男だが、それでも昨季は「(CBをやるのは)ナラさんがフィールドをやるくらい不安」という名言を残してくれたものだ。ただし、彼がそうした性格以上に悩み多きシーズンだったからこそ、言葉が出なかったというのもある気がする。中盤の汗かき屋は不言実行を貫き、中盤から攻守を支え続けたが、何をするにも悪循環のチームの舵取りは一筋縄ではいかなかった。フィールドではジョーに次ぐ2番目に多いプレータイムを誇るも、小林の持ち味、特徴がシーズンを通してどこまで生かされたかといえば十分ではなかっただろう。

サッカーをシンプルに考えられる選手である。

(残り 1273文字/全文: 1635文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ