【2018シーズン全選手レビュー】ジョー:すべてが規格外の点取り屋。名古屋の“フェノーメノ”は正真正銘の本物だった。
7 FW ジョー
リーグ戦33試合2872分出場24得点
カップ戦3試合82分出場1得点
ほぼ現役の“セレソン”の肩書は、やはり伊達ではなかった。苦戦続きの序盤で6得点、夏の快進撃の中で14得点、そして残留争いの佳境の中で4得点を上乗せし、ウェズレイを抜く24ゴールでリーグ得点王とクラブ史上最多となるシーズン得点記録をその手につかんだ。「チームの勝利が優先だよ。得点王は結果としてなれれば嬉しいけど」。謙虚な態度を崩さないストライカーだが、得点に対して謙虚だったことは一度もない。かと言って、常にギラギラとしていたわけでもない。それこそが世界最強軍団であるブラジル代表で戦ってきた選手の懐の深さ、つまり余裕だったのだろう。楽勝ではなく、余裕。ジョーはこの上なく冷静に、少しも焦ることなく日本でのキャリアの第一歩を記した。
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