【2018シーズン全選手レビュー】長谷川アーリアジャスール:悩み多き移籍初年度に見せたプロの心意気。来季は三十路の深みを見せてくれ。
9 MF 長谷川アーリアジャスール
リーグ戦18試合1314分出場
カップ戦5試合183分出場
ナイスガイとは聞いていたが、想像以上にナイスガイだった。クラブハウス初日で「コミュニケーション能力には自信がある」と豪語し、名古屋のチームメイトに顔見知りも既に多数。我々メディアへの物腰も柔らかく、コメント力も抜群と何から何までソツがない。もちろん元日本代表にしてスペインリーグ経験もある男だけに、プレー面でもさすがの実力を見せつけチーム始動も間もなく主力組に定着。まるで以前から在籍していたかのように攻守の流れに乗り、そのまま開幕スタメンを勝ち取ってもいる。「自分でも驚くほどにしっくり来ている」。長谷川アーリアジャスールの名古屋でのキャリアは、何から何まで順風満帆のスタートを切ったかに見えた。
しかしその後のアーリアは心身ともにつらく厳しいシーズンを送ることになる。例えば開幕2連勝で幸先良いスタートを切ったはずのチームが3節の湘南戦を迎えると、そこに背番号9の姿は見当たらなかった。
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