赤鯱新報

【2018シーズン全選手レビュー】渋谷飛翔:成長を確かめたかった黙々たる1年。若者は飛翔へのきっかけをつかめたか。


18 GK 渋谷飛翔
リーグ戦0試合出場
カップ戦1試合出場

「今年は何もしてませんよ」。公式戦出場はまったくのゼロではないのだが、本人にしてみればゼロも同じのシーズンだったのだろう。ルヴァンカップは1試合出場、ベンチ入りは1回。天皇杯でも同様の数字を残し、リーグ戦ではベンチ入りが8試合あったのみだった。見た目に反してまだ23歳、1月に24歳となる若手であることを思えば、これは修業期間であり良い経験にもなったと言えるのかもしれない。オーストリア代表GKランゲラック、元日本代表GK楢崎正剛、知る人ぞ知る実力派の武田洋平という強烈なメンバーとは、日々を過ごすだけでも何かしらの収穫はあるはず。「練習の順番を待っていて、後ろから見て『それ届く?』みたいなことはたくさんありましたよ」。渋谷飛翔は素直にライバルたちの能力に感化され、研鑽を積み重ねてもきた。

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