赤鯱新報

赤鯱新報2019年新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します。

色々な意味で怒涛のようだった2018年が終わり、J1復帰2年目を迎えることができました。
1年前、苦戦は必至とこの新年の挨拶で書きましたが、悪い予感は最悪スレスレの当たり方をしてしまいました。
やはりJ1は甘くない。理想追求の道はとても険しい。誰もがそう実感した日々だったと思います。
久々の得点王を輩出したものの、成績はとても褒められたものではありません。
チームも選手もだからこそ今季に意気込みますが、そう簡単にはいかないでしょう。
だから、『七転び八起き』の精神で挑むべき1年になると思うのです。

昨年は8連敗があって7連勝もありましたが、感覚としては『七転八倒』の方が近かったと思います。
せっかくの7連勝は結局、8連敗の穴埋めに費やされました。
重要なのは負けた後に何を見せるか。勝った後にはさらに何を見せられるかです。
7回負けても、1回負けた後の試合を取り返すこと。連勝が途切れた後に再び勝つこと。
粘り強く、したたかに、そしてしぶとく戦い抜く。
強者の姿はいつでも同じです。名古屋にもそうなってほしい。
泥沼のような日々を無駄にしないためにも、彼らは勝てるチームにならなければいけません。

名古屋グランパスは強さを秘めたチームです。しかし、まだ強いチームとは言えません。
そして、一気に強くなることもできないことは2018年の彼らが身をもって示してくれました。
7回転んでも8回起き上がる。目の前のバトルに挑み続ける。
そんな名古屋グランパスの姿に期待します。そんな彼らを追いかけたい。

5年目の赤鯱新報が始まりました。
今年もどうぞ、ご愛顧のほどよろしくお願い致します。

スポーツライター
今井雄一朗

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