赤鯱新報

【鳥栖vs名古屋】レビュー:3年目の開幕で見たのは良くも悪くも“名古屋の試合”。そこに見えるは着実な成長。

■明治安田生命J1リーグ第1節
2月23日(土)鳥栖 0-4 名古屋(14:03KICK OFF/駅スタ/18,382人)
得点者:63’ジョー(名古屋)77’ジョー(名古屋)79’相馬勇紀(名古屋)89’和泉竜司(名古屋)
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良くも悪くも彼らは“名古屋”だった。前半の出来はお世辞にも良いとは言えないものだったが、先に失点さえしなければ自らのペースに相手を誘い込む術はよくわかっている。開幕戦特有の緊張感、鳥栖が採ってきたダイナミックな戦術に後手を踏みながらも、水際での守備に腹が据わっているのも昨季よく見た光景だ。今季は背番号が変わっているが、ランゲラックのビッグセーブで窮地を脱するのも“通常営業”というか、織り込み済みである。そして一たび先制すれば、人が変わったかのように試合の主導権を掌握し、相手の隙を突いて加点を重ねる。外観がカラフルに生まれ変わり、名前も代わった鳥栖のホームスタジアムで見たのは、強い名古屋の変わらぬ姿だった。

ただし、紙一重だったとも言える。

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