【赤鯱短信】今までとは違う「やるしかない」の響き。杉森考起が見せたプロの心根。
背水の陣ではなく、あくまで意欲的に取り組む次の試合である。現状は楽観視もできなければ悲観するほどのものでもなく、しかし悠長に構えていられるほど名古屋のチーム内競争は簡単なものでもない。リーグ開幕戦では30分間のプレーでアシストも記録したが、カップ開幕戦では2本のシュートを放つも前半限りで途中交代。ライバルたちのことを思えば焦っても仕方がない状況だ。だが、町田から帰ってきた杉森考起は動じない。「その2試合にしか出ていないので、今は一喜一憂せずにやるしかないって感じです」と、冷静に自分の足元を見つめ直す。
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