今夏のJリーグ移籍市場の深層をベテラン代理人が明かす(J論)

赤鯱新報

【C大阪vs名古屋】プレビュー:“カップ戦メンバー”が引き継ぐチームの課題。次なる一歩はどこからでも踏み出せる。

■YBCルヴァンカップ 第3節
4月10日(水)C大阪vs名古屋(19:30KICK OFF/ヤンマー)
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リーグ戦メンバーが露呈したある種の“弱み”を、カップ戦メンバーたちが払拭すべく奮闘する。何とも興味深い動きが名古屋の中で湧き起こっている。主力もサブもなく、ターンオーバーという概念も持たず、一つのチームの中でそれぞれの出るべきタイミングがあるという考え方で動いている名古屋にとっては当然のことではあっても、まるでメンバーが違う中でそうした目的を持つのはやはり特異なことでもある。

「相手より点を取って勝てばいいと思っているけど、この前の試合みたいにやっているサッカーを変えてしまってはいけない」。武田洋平が言う「この前の試合」とはもちろんリーグの鹿島戦のことだ。序盤から試合を支配したかに見えたゲームは後半の途中から一気にその様相を変え、先制したにもかかわらず逆転の波に飲み込まれた。どこか歯車を狂わされながら戦っていた前半の歪みを修正しきれなかったことも含め、“自分たちのやり方”を見失ったことはチーム全体を通じた苦い教訓として選手間に響いている。千葉和彦も鹿島戦を学びの場と捉える一人で、「1-1の次にどういう試合運びをするかという点ですごく勉強になった」と深くうなずく。名古屋は試合巧者の顔も見せるようになってきたが、それはまだリードしている展開かつ自分たちのやり方がハマっている時のみだ。そうではない流れには耐え、引き戻すための方策や心持ちを身につけていく作業は欠かせない。

そうした点を踏まえて見る今回のルヴァンカップはやはり興味深い。

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