【名古屋vs磐田】レビュー:苦戦の末に勝点3をもぎ取る意義。その価値は名古屋であるが故に大きく。
■明治安田生命J1リーグ第8節
4月20日(土)名古屋 1-0 磐田(14:03KICK OFF/豊田ス/28,585人)
得点者:70’ジョー(名古屋)
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大勝も辛勝も同じ勝点3である。普段から理想追求のチームを眺めていると、どうしても勝負論の部分がぼやけてしまうからいけない。名古屋というチームは内容を求める。確信の上にある戦いで必然の勝ちを欲しているからだ。だが、苦しい試合を苦しいまま勝つことに意味がないわけではない。偶然勝つことはあっても負けには必然の理があると説いたのは野球界の偉人だったか。磐田を迎え撃ったホームゲームで名古屋はたったの3本しかシュートを打てなかった。しかし、勝った。シュートが3本でも勝てた経験は小さくない自信を彼らに与えるだろう。攻めが身上のチームがピンチをしのぎ切り、クリーンシートで虎の子の1点を守り抜いたのだ。「こういうこともできる」というのは間違いなく、勝負をしていくうえでの重要な引き出しになる。
磐田のプランは単純明快だった。
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