赤鯱新報

【湘南vs名古屋】試合レビュー:“らしくなかった”が故の痛み分け。それもまた名古屋にとっては成長の証か。

■明治安田生命J1リーグ第10節
5月4日(土)湘南 1-1 名古屋(16:03KICK OFF/BMWス/14,221人)
得点者:45+1’山﨑凌吾(湘南)65’ジョアン シミッチ(名古屋)
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相手の術中にはまっても、勝点1は死守してみせた。どちらかといえば勝てる試合を落とした感が強いのは、この試合においては湘南だったのではないだろうか。名古屋も当然勝機は少なくなかった試合だが、追いつくためにはやや強引な手を使わざるをえなかったことを思えば、勝点を拾った感覚は強くなる。悪いことではない。敵地での劣勢を引き分けに“仕留める”のは上位争いには不可欠の引き出しだ。またもアウェイの湘南戦で勝てなかったことは来季以降の宿題とするとして、彼らの勝負強さはまたひとつ成長の跡を見せたと言える。

湘南式の名古屋封じは苛烈なプレッシングと性根の据わった攻守のランニングだった。

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