サッカーパック『今週の宇都宮徹壱おすすめ3本』

赤鯱新報

【川崎Fvs名古屋】プレビュー:漲る自信は充実の鍛錬と勝利の日々があればこそ。練習の成果は今、見せるべき時。

■明治安田生命J1リーグ第12節
5月17日(金)川崎Fvs名古屋(19:00KICK OFF/等々力)
———-

手前味噌ではないことを前置きしておきたいのだが、昨季のアウェイ川崎F戦のレビューを読み返すと、何とも興味深い言葉が並んでいる。川崎Fに完敗を喫した夜、そこで見たもの、感じたものはおおよその部分で現在の名古屋の強さに共通しているからだ。もちろん、川崎Fの強さの基礎を築いた監督と、名古屋の今の指揮官が同じ人物なのだから、名古屋の“強くなり方”が同じ方向にむかっていくのは当たり前といえば当たり前なのだが。それでも各ポジションに据えられる選手の特徴や能力が異なるなかで見られる両チームの類似性は、何やら風間サッカーの血脈とでも言うべきものを感じさせるところがある。

だからこそ、この対戦には楽しみにしている部分が大きい。風間監督は「挑戦者とか、挑戦者じゃないとかもない」と自分たちの立ち位置をフラットに保ったが、Jリーグでは数少ない同様のプレースタイルをもったチームに対し、昨季は2戦2敗とやり込められている。この事実に対して反攻のクサビは打ち込まなければいけない。越えなければいけない壁と言ってもいい。それは、自分たちの歩む道においても、今季の上位戦線においてもだ。相手によって自分たちを変えないポリシーを持っているチームであれば、なおのこと勝ちたいチームが川崎Fであり、「しっかり勝ってさらに勢いをつけたいし、やっていることに自信を持つことできると思う」と和泉竜司は言う。彼は昨年の等々力でミスを連発し、オウンゴールまで献上した苦い思い出を持つ。サイドハーフのポジション争いはマテウス、前田直輝の台頭で厳しさを増し続けるが、彼の個人的なリベンジにはぜひとも期待しておきたい。

(残り 2285文字/全文: 3031文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック