赤鯱新報

【名古屋vs松本】プレビュー:エースがいないからこそ期待も高まる名古屋の戦い。その潜在能力は、今こそ発揮すべき時。

■明治安田生命J1リーグ第13節
5月26日(日)名古屋vs松本(15:00KICK OFF/豊田ス)
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運は名古屋にある。いや、彼らの研鑽の日々はそれすらも引き寄せている感がある。ジョーの不在はどう考えても痛手で、他チームならば致命傷にもなりかねない大きな穴だ。しかし今の彼らには大黒柱を補えるだけの戦力があり、かつ好調を示している。風間八宏監督はルヴァンカップとリーグを並行して戦う中で、「チームは一つ」と言い続けてきた。誰が出ても力を発揮できるチームを作ることは長いシーズンを戦う上でも重要だが、こうした主力の離脱に対してもマネジメントとして機能する。ジョーは試合2日前の24日、早くも松葉杖なしで右足にサポーターと電気治療器を装着し、自分の足で帰っていった。「痛みは多少あるけどそれは当たり前。1日でも早く戻りたい」。苦しい時の拠り所となってくれたエースの想いに、今度はチームが応える番だ。ジョーがいなければ別の個性が武器となる。名古屋はそういう戦い方もできるようになった。

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