赤鯱新報

【大分vs名古屋】レビュー:攻めを貫き敵地で得た勝点1。タフなゲームは名古屋を必ず前進させる。

■明治安田生命J1リーグ第15節
6月15日(土)大分 1-1 名古屋(19:03KICK OFF/昭和電ド/14,346人)
得点者:37’オナイウ阿道(大分)53’宮原和也(名古屋)
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攻撃し続けるメンタルでは右に出る者がない名古屋が、守備をまったく苦にしていないタフネスである大分と対戦した結果は、まさしく矛盾のごとき痛み分けに終わった。名古屋は相手の倍以上のシュートを記録する攻めっぷりだったが、決定機の数では大分も負けていないという点、つまり名古屋の守備陣が奮闘した結果の1-1でもあるということでも矛盾の意味合いは強くなる。シャビエルは「大分は守備的に見えるけど、そうではなかった」と感想を述べたが、確かにその通りだった。名古屋が攻め、大分が守った試合ではなく、互いに持ち味を前面に押し出して良く攻め、良く守った試合である。そしてともに勝点3を呼び込む力が少し足りていなかったが故に勝点1を分け合った。これが収まりどころとしてはちょうどいい気もする。

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