赤鯱新報

【川崎Fvs名古屋】レビュー:痛感した懐の浅さ。誰かを頼る戦いに、チームとしての戦いは在ったか。

■YBCルヴァンカップ 準々決勝 第1戦
9月4日(水)川崎F 2-0 名古屋(19:03KICK OFF/等々力/14,719人)
得点者:15’知念慶(川崎F)61’脇坂泰斗(川崎F)
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双方に”自分たちらしさ”がそこまで出ていなかったからこそ、見えてくる差が結果を分けた。それを選んだか、選ばざるを得なかったか。あるいはそこに勝機を見出していたか、それぐらいしか頼るべきものがなかったか。ポジティブに戦っていた川崎と、ネガティブな試合にしてしまった名古屋のコントラストはいやに鮮やかで、強者とそこまでには辿り着いていない者とのギャップもまた際立った。普段とは違うことをした時にこそ、素の自分というのは余計に見えてくるものだ。川崎は何をしても川崎らしく、強かった。名古屋にはまだ、その懐の深さはなかった。

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