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赤鯱新報

【クラブニュース】楢崎CSFが“楢崎先生”に!?一柳中学校にて特別授業が開講!

本日11月12日、名古屋市中川区の一柳中学校にて、楢崎正剛クラブスペシャルフェローによる「キャリア教育」の特別授業が行われた。同中学の3年生226名を対象に行われたこの取り組みは、一柳中学校のスローガンである「考(can)がえる、感(can)じる、挑戦(can)する」に基づき、生徒が主体となって様々な分野の実績ある人達からキャリア形成において大切なことについて学び、これからの生き方を考えるもの。その考えに基づき、当日の司会進行はサッカー部の生徒たちが行なうなど授業はまさしく“楢崎先生”と生徒たちで作り上げていくものとなった。


生徒たちの盛大な拍手で迎えられた楢崎CSFは「楢崎です。去年までサッカー選手をやっていました」と挨拶。緊張の面持ちで進行を務める生徒たちにも笑顔で接するなど相変わらずの優しさを垣間見せつつ、45分間の授業は始まった。あいさつもそこそこに、まず最初に行われたのは「楢崎さんからゴールを決めよう!PK対決!!」(司会のサッカー部の選手)ということで、体育館の壁にテープで縁取ったお手製の“ゴール”を使ってのPK対決から。上履きを飛ばしたり、ゴール前に敷かれたマットで方向を変えたりとトリッキーなシュートが次々と飛んでくるなか、先生・生徒の計6名のPKに楢崎CSFは次々と反応。半分の3本をしっかり止め、まだまだ身体が動くことを猛アピールした。

大盛り上がりだったPK対決の次は、選手たちが小学校訪問などで行なう「ヨロコビバロメーター」を使っての講話が始まった。10歳でサッカーを始めた楢崎CSFは「当時はJリーグもなく、ドイツで日本人のプロ選手が1人か2人いたぐらい。サッカー選手になろうなんて思っていませんでした」と切り出し、そこからのキャリア形成について自らの実体験を一つひとつ伝えていった。うまくなりたい、試合に勝ちたい、全国大会に出たい、と目の前の目標を一つひとつクリアしていくことの大切さを説き、「そうすれば見ている人は見てくれている。自分もスカウトの人が見てくれていて、プロになれた」と努力の重要性を強調。2002年ワールドカップでは「オレも超有名人でした。最近ラグビーのワールドカップがありましたけど、リーチ・マイケル選手とかああいう感じで」と生徒たちをクスリとさせる一幕も。

「ヨロコビバロメーター」では2010年のリーグ優勝を最大値の100とした楢崎CSFだったが、2017年のJ1昇格については「嬉しかったけど、100ではない」とプライドもチラリ。42歳で選手生活を終えるまでの流れを常に「目の前の目標を一つひとつクリアしていくこと」という軸をブレさせずに語っていく様は、それが彼にとって自然であり、確固たる行動指標であったことをもうかがわせた。講話の終盤では「夢を持つことの大切さを話しに来ていてなんですが、サッカー選手は20代そこそこで辞める選手も多い。夢のない職業でもあるんです」と話したことも。「でも夢は持っていた方がいいと思います。それが変ることもある、何でもいいから全力で取り組んでいくことで、可能性がいろいろと見えてきます。一生懸命、全力でやれば道は拓ける」と続ける楢崎CSFの表情はまさに教育者のそれだった。

最後に「諦めずに、自分を良くする、高めていこうと思って生活を送ってください」と語りかけた楢崎CSFは、「頑張ってもらっていいですか?(笑)」と照れ臭そうに締めた。その後は記念撮影を行ない、始まりの時よりも盛大な花道を通って退場していった楢崎CSFは「もう少し時間が欲しかったなあ」と話したりなかった様子。あっという間の特別授業だったが、生徒たちにの心には、いろいろな“金言”が残ったに違いない。

□NEXT PAGE 特別授業の様子(写真)

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