2020年Jリーグ戦術大予想(西部謙司)

赤鯱新報

【2019シーズン全選手レビュー】ジョアンシミッチ:ピッチ外でのユニークな一面も魅力の、質実剛健のボランチ。

8 MF ジョアン シミッチ
リーグ戦32試合2715分出場2得点
カップ戦3試合191分出場

この男もまた鉄人であった。32試合出場で平均走行距離は10.705km。途中出場や交代で出場時間が短かった試合を除くと、その平均値は11.315kmにまで跳ね上がる。現場に急行するようなプレーの多い米本拓司に比べれば派手な動きは少ない選手だが、DFラインからボールを受け取ってはチームメイトに配布し、また受け取っては配布してを繰り返すその勤勉さが、運動量の多さにつながるタイプだ。ビルドアップを加速させる中継地点としての重要性は開幕から時間が経つほどに対戦相手に認識されるようになり、時に厳しいマークをつけられることも少なくなかったが、それをものともしない頑健なプレーは前がかりのチームにとって何よりの“保証”となった。ヨーロッパからの冬の移籍のために今季はやや長めのシーズンになってしまったが、大きなケガもなく1年を戦い抜いたそのタフネスもまた、彼のイメージを“鉄人”的なものに感じさせるところだ。


質実剛健としたスキルに、相手守備陣を切り裂くようなアイデアを持ち合わせる特異な選手である。

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