【Jユースインターナショナルカップ：試合後選手コメント】加藤玄「すごく楽しかったです。本当に、今までのサッカー人生で感じたことのないスピードでしたから(笑)」
加藤玄選手(U-18)
Q:アフリカ人特有の身体能力に悩まされました。
「相手のスピードや身体能力については理解していたつもりでしたけど、想像以上のものがありましたし、ファイティングスピリットだったり、自分たちにないもので押し込まれた立ち上がりでした。でも15分を過ぎたあたりからはボールを持てるなという感覚も出てきて、そこで自分たちの攻撃の質で勝負できなかったことは前半に仕留められなかった要因かなと思います」
Q:身体能力に対抗するために、攻守両面でボールの扱い方などを変えなければいけない部分もあったかと思います。
「最後まで向こうのプレッシャーに対して自分の力を出し切れなかったんですが、チームとしても個人としても対処しようと考えて変化させようって動きはあったかと思います」
Q:相手をいなせるようにもなっていく中では、判断やプレーのテンポを速くした感じですか。
「先に次のプランを持つようにすることは意識しましたし、技術の面で止める、蹴るの部分をより意識することで、ひとつ見る余裕ができたというか。前半とは違う感覚が後半にはありました」
Q:前線にチャンスをなかなか提供できないところがありましたが、形としてはどのようなものを狙っていましたか。
「自分のストロングな部分としてラストパスがあります。そこで勝負をしたかったんですが、前のアクションに対して止める蹴るの部分で相手のスピードに引っ掛かる場面があったので。自分のクオリティが出せなかった、それだけですね」
Q:追いついて、勝ちきれなかった部分についてはどのような印象を持っていますか。
「追いついた時にはチームとしても行ける、という雰囲気がありましたし、あのタイミングで畳みかけることができなかった自分たちの甘さもあります。あそこで相手に落ち着く時間を与えてしまって、そこから自分たちの守備の甘さが原因で失点をしてしまって。また追いかける局面にしてしまったので、そこでもっと攻撃のクオリティというか、相手に迫力を感じさせられる攻撃ができればと思います」
Q:こういった相手との対戦はなかなかありません。経験としてはどのように感じていますか。
「すごく楽しかったです。本当に、今までのサッカー人生で感じたことのないスピードでしたから(笑)。この経験を生かすというよりは、この相手のスピードやパワーを基準にして、ここを超えられなければ世界とは戦えませんし、チームとしても個人としても、これからの練習ではこのスピードやパワーをいなせる技術や戦術眼を身につけていきたいです」
Q:明日の順位決定戦に向けては。
「明日の対戦相手は(取材時点で)まだ決まっていないですけど、これまでの3試合の中で2戦目のアビスパ戦は自分たちの甘さで崩れましたし、この試合も相手に関係のない自分たちの守備の甘さでやられてしまったところがあったので、自分たちに矢印を向けて、最後は自分たちの特徴である攻撃で大量得点して勝てるように、またやっていきたいと思います」
- « 次の記事
- 【Jユースインターナショナルカップ：試合後選手コメント】鷲見星河「海外の選手との個の差をすごく感じました。練習から100％、120％の力で個のレベルを上げていかなければと思いました」
- 前の記事 »
- 【Jユースインターナショナルカップ：試合後選手コメント】松本皐誠「相手は強くて速さもありました。ボールを流してしまったらスピードで追いつかれてしまったので、まだまだだなと思いました」
