赤鯱新報

【2019シーズン全選手レビュー】山田康太:“故郷”を離れる一大決心は実らず。しかしその力の大きさを我々は知っている。

38 MF 山田康太
リーグ戦0試合出場

U-20日本代表のスタメンにとっては、想定外のハーフシーズンだったに違いない。所属元の横浜FMでも1試合64分間の出場にとどまっていた2019年前半戦だったが、本人も言うように「試合のベンチ入りをしながらいつ出番が来るかという中での移籍」で、決断に時間はかけられなかった一方で相当に腹をくくっての武者修行だった。アカデミー上がりの選手として、山田康太の横浜FMへの愛情は人一倍で、その思い出話や自覚ある言葉たちを聞くに、良い歴史と実績を積み重ねてきた下部組織なのだなとうらやましい思いもしたものである。それだけの決断をして挑んだ名古屋での修行の結果はベンチ入りが2回のみ。言い方は悪いが、名古屋にはトレーニングをしに来ただけになってしまった。

状況が彼の味方をしなかった。

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