赤鯱新報

激しさを増し続けるゲーム形式と、体力強化の愛のムチ。「前線から相手を追うのは自分としても得意にしているところ。そこで奪ってしまえばさらに追いかけていく必要もなくなる」(マテウス)【1/16練習レポート】

選手への負担を考慮してか、二部練習が午後のみになったこの日の練習は、二部をそのまま一部に凝縮したような内容となった。前日までと比べてかなりの冷え込みとなったトヨタスポーツセンターだったが、走りに走り、激しく身体をぶつけ合う選手たちの発する熱量はむしろ清々しいほど。監督の方から練習量を調節しなければいけないほどにチームは滾っていることを、改めて感じさせるトレーニングだった。

約2時間の練習の前半はフィジカルトレーニングに充てられた。室内トレーニングから始まり、ピッチでのウォーミングアップを終えると選手たちに課されたのは主に足腰を鍛えるメニューのオンパレード。フープを使ったジャンプメニューを小手調べに、メディシンボールやミニハードルを使った4種類のサーキットトレーニングは、実に15分から20分ほどをかけてじっくりじわじわと下半身をいじめていった。その後に用意されたのがチューブで身体を引っ張るその場ダッシュ&スプリントと来たからスパルタである。連日のロングランで持久系に刺激を入れてきた選手たちには、ここでパワーや瞬発系にもアプローチした形になった。

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