赤鯱新報

【クラブニュース】名古屋がスタッフの指導の下、グループ練習を再開。フィッカデンティ監督も「喜びに満ちた1日だった」と感慨深げ。

昨日5月20日、名古屋グランパスがチームをグループ分けした上で、監督やコーチの指導を伴った練習をスタートさせた。4月8日の活動休止決定から、同30日の自主トレへの練習ピッチ開放を経て、1ヵ月ぶりの“チーム練習”には選手、スタッフ両方から喜びの声。オンライン会議システムによる取材に応じたキャプテンの丸山祐市は「やっぱり監督たちがいるのといないのとでは集中力の持続性というか、緊張感がある」と自主練習では出ないトレーニングの質を噛みしめていた。これまでオンラインでの会話や自主トレの視察など選手とのコミュニケーションはできるだけ密にしてきたという指揮官も、「外で一緒にグラウンドでのトレーニングをし、サッカーに取り組むというのが、私にとっては自然な生活の一部。それにほぼ近い形になって、みんなとともに過ごせたのはすごく喜びだった」としみじみ語った。

今回、“解禁”になったのは選手を2~3グループに分け、それぞれをフィッカデンティ監督含むコーチングスタッフが指導するというスタイルの練習で、初回となる20日は午前と午後に攻撃陣、守備陣と分けて各1時間半ほどが行われた。丸山は「半分がサーキットトレーニングなどフィジカルで、もう半分がパスなどボールトレーニング、クロスなど」とその内容を明かしてくれたが、さすがに対人プレーを伴うメニューはまだお預けの様子。それでも丸山は「心肺機能の部分も大事ですが、守備に求められるクロス対応だったり、何回も動くという部分、なるべく試合で起きそうな状況を常に意識しながらやっている」と最大限のテーマ設定で貴重な機会に臨んだという。指揮官もそうした選手たちの意気込みを感じており、「今までもこの状況に負けないぞ、という気持ちでやってきたわけだが、同時に喜びもある状態でトレーニングをしていたようには見える」と前向きにとらえる。

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