赤鯱新報

【赤鯱短信】力を蓄え、己を磨いた太田宏介。鮮やかなる復活劇への第一歩は踏み出された。

本当はもっと賑やかな“復帰戦”にしたかったところ、しかし太田宏介はさすがに空気を読んだ。

「本来であれば、僕は大きい声を出して練習を盛り上げたいんですが、まだやれることをしっかり徹底しなければいけないです。落ち着くまでは、静かにしています(笑)」

1月のタイキャンプ終盤で右脛骨を疲労骨折し、沖縄キャンプ初日から治療に入っていた太田は、あっけらかんとした様子で全体練習合流の感想を語っている。笑顔は多いが話し声は小さい。プレー中の声掛けはさすがに通常のボリュームだったが、確かに55日ぶりの全体練習は太田のようなムードメーカーまでもが“自粛”を心がけることもあり、どこか静かな雰囲気が漂っていた。

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