赤鯱新報

【いざJ1再開へ、リスタートダッシュへの道を探るグランパス復習帳】その3:“新戦力”がどう絡んでくるのか

いろいろあったJリーグの中断期間も残り3週間。活動休止、自粛期間はどちらかと言えば過去を振り返ることばかりをしてきたが、7月4日の“再開幕”が迫ってきたいま、やるべきことは一つ、現在を見据えることである。とはいえこの情勢、チーム練習を公開することもなかなかに難しいのでチーム状況をお伝えするのも難しいのが現状だ。

そこで、“復習”である。キャンプが行われたのが4ヵ月前、Jリーグが中断してから3ヵ月が経過した今、名古屋グランパスというチームが今季、何を積み上げ、何を為そうとしているのかは正直、自分の中でも薄まってきていたりもする。リーグ再開後のグランパスのチェックポイント、見るべき部分をプレシーズンの歩みとともにいま一度認識してみよう、というのが本企画の趣旨だ。名付けて『グランパス復習帳』。マッシモ名古屋の見方を、もう一度リマインドしたいと思う。

その2はこちら

復習帳その3:“新戦力”がどう絡んでくるのか

今季、移籍や新卒としてチームに加入してきた選手たちに限らない意味での、新戦力の台頭が必要なシーズンだ。リーグ戦の連戦が通常よりも多いうえに、しばらくは体力面でも細心のケアが必要な中では、“使える”選手をどれだけ抱えているかが勝負の分け目になってくる。現在29名の所属選手+2種登録1名の計30名は人数的には十分でも、フィッカデンティ監督が求める「高いレベルのポジション争い」という点ではまだまだ改善の余地がある。

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