赤鯱新報

【名古屋vs鹿島】プレビュー:強敵相手の“リーグ第2ラウンド”開始。原点回帰が再攻勢のトリガーとなるか。

■明治安田生命J1リーグ第14節
9月5日(土)名古屋vs鹿島(18:00KICK OFF/豊田ス)
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指揮官が公式に発した、“リーグ戦第2ラウンド”の始まりである。阿部浩之と米本拓司が離脱し、彼らチームのスタイルを体現していた主力を失った状態でどれだけ戦っていけるかというミッションに挑んだチームは、勝点を着実に積み重ね、リーグ戦で川崎を追う数チームの一つとしてのポジションをキープしてきた。ルヴァンカップへの挑戦が終えた時点で、彼ら2名が戻ってきたのは何かの合図だったのか。「今日のところまでを一区切りにして、次はリーグ戦に集中する」。その闘いを上位として継続できることに感謝するとして、フィッカデンティ監督はチームを次の戦いへと導いていくと宣言した。

巡り合わせというのは時に美しく、時に酷なものにもなる。次の区切りのスタートとなる戦いの相手は調子を上げてきている鹿島で、その4日後には横浜FMとの戦いが待っている。この連戦をどうさばくかは“第2ラウンド”の方向性を決めることにもなる重要性をはらみ、手負いにも似たチーム状況を思えば名古屋にとっては諸刃の剣のような連戦にも見える。上手く戦えば勢いを取り戻し、その逆ならその後の戦いに求めるものが大きくなる。負けずに戦う、しぶとく勝点を奪う。彼らを今季序盤の存在感ある“演者”とした強固なプレースタイルを今一度徹底し、強者であることを誇示し続ける試合にしていかなければならない。

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