大久保嘉人に見る、ベテランの味わい方(J論)

赤鯱新報

【名古屋vs鹿島】レビュー:雷雨が隔てた勝敗の機微。今こそ、“名古屋らしさ”を見直すべき時。

■明治安田生命J1リーグ第14節
9月5日(土)名古屋 1-3 鹿島(18:04KICK OFF/豊田ス/4,951人)
得点者:16’和泉竜司(鹿島)37’荒木遼太郎(鹿島)49’稲垣祥(名古屋)63’土居聖真(鹿島)
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あらゆる面で、お株を奪われた格好での敗戦だった。雷雨による約1時間の中断は、その印象を余計に強めるものにもなった。キックオフ前から空を覆っていた黒い雲はやがて雷を呼び寄せ、開始11分40秒の時点で試合中断の決断は下されるわけだが、そこからの1時間をどうやって過ごすかは稲垣祥の言葉を借りずとも重要性に満ちていることは明白だ。どうやって集中力を保つか、そして11分40秒の攻防から準備してきたもののどこに調整を加え、再開後の試合に反映していくか。鹿島のザーゴ監督は、「11分か12分の間で、相手が何をしてくるのかは読めた」とさらりと言ってのけた。そして言った。「中断して再開すると、不注意で失点することがあるのでそれは絶対にしないように意識してもらった」。ため息が出る。名古屋の敗因は、まさにその点から生まれたものだったからだ。

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